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11/8 手術2日前 [3_入院]

11月8日(土)、入院してから初めての週末。

S病院では、毎週土曜日の朝、教授回診の日だ。朝にカンファレンスを行い、週明け月曜日の手術の方針が決まる。この日は、朝から教授回診で昼前に執刀医からの手術前の最後の説明がある大事な日だ。

ちなみに初めての教授回診は医療ドラマのような感じだ。始まる前にアナウンスがあり、患者は自分の病室で待つ。教授が准教授以下のスタッフを引き連れて各病床を回っていく。教授が一人ひとりの患者のベッドを回って、術後の状態を確認していく。

4人部屋で、一番入り口に近いところにいたので、最初に教授が来てしまう。初めての教授回診でどういう対応をしていいか分からなかったので、とりあえずベッドから立って挨拶しようとすると、寝たままで、と諭されてしまう。

手術週明けだよね、と教授から一声かけていただき、後はおなかを軽く触診して、何か納得した感じで次のベッドへ行ってしまう。まあ、手術前なので、特にチェックすることもないのだが、所要時間は約30秒。

その後、師長が病室に入ってきて、大部屋が空いたことを教えてくれた。この日までは4人部屋で6000円/日の差額ベッド代がかかっていた。大部屋は0円なので、今回のように入院期間が分からない場合は助かる。

少しして、ベッドとTV台を新しい部屋に移動させる。5人部屋は建物の北側なのでやや暗いが一人当たりのスペースは前の部屋よりちょっと広かった。よく分からない値付けだな、という印象。

11時ごろに医師からの説明を聞くために妻が合流する。朝のカンファレンスはドクターXで言うところの術前カンファレンスで、術式などが決まる。腹腔鏡で手術できるかどうか確定ではないのでとても重要だ。

お昼前に30台半ばのやや長髪の医師に呼ばれ、病室の脇にある小さな会議室に入る。この先生がN先生でこれからいろいろとお世話になる。手術については今まで聞いていた話を改めて説明をしてもらう。手術時間や入院期間を聞くと、6時間程度の手術で、入院期間も若いのでうまく1週間くらんかな、との回答。膵頭十二指腸切除は消化器系ではもっとも難しい部類に入るのだが、N先生曰く、今回の手術はそれほど難しくない、と自信満々の回答。

ちなみに十二指腸腫瘍も良性であれば、リンパ節郭清といってリンパの切除がないので、手術もそれほどシビアではなく、胃のまわりの感覚も、比較的術前と変わらないそう。術式は基本的には腹腔鏡だが、膵管回りは難しいので5cmほど回復して手術するとのこと。

あとは、手術の合併症について説明を受ける。簡単に言うと、肺炎みたいな呼吸器系と手術の縫うのがあまくて、消化液等がもれる吻合系があって、10近くピックアップして説明されてしまう。どこが、簡単な手術だ、とつっこみたくなる。

30分ほどで説明をする。ちなみに妻は、自信満々な態度と膵臓や胆嚢など難しい漢字をかなを使わずに書かれたところに妙に関心していた。

ちなみに切除するまで私は膵臓を漢字でかけなかった。

いよいよ明日は手術前日だ。次に家族に会うのも手術当日となる。

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