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9/18 S病院にて [2_検査]

9月19日木曜日。M教授宛の紹介状を持ってS病院に向かう。M教授の外来は毎週木曜日の午前のみと聞いていたので、受付が開始する8時を目安に病院に向かった。8時10分過ぎに病院に到着して受付を済ませると、2番の番号札をもらった。すでに1名先客がいる模様。

3Fが消化器外科なので3Fの指定された診察室付近のイスに腰掛けて待つことにした。周囲を見ると金バッジをつけて、従者を二人連れた以下にも議員先生風の人が座っていた。従者2人のうち、一人は内科系の主治医のようでいろいろと病院やM教授のことを先生にレクチャーしていた。ちょっと勉強になった。

2番目の診察かと思いきや、初診の待ち行列の2番目というだけで、次々と再診の患者が呼ばれてM教授の診察室に入っていく。ちなみにM教授は消化器系の癌の権威で、ちまたでは神の手を持つ、とまで呼ばれていて、腹腔鏡手術の第一人者。ときどきテレビにも出ていたりする。

1時間弱すると、議員先生が呼ばれて、診察室に入っていく。15分ほどで出てきた。次はいよいよ僕の晩だ。

診察室横の掲示板に「2」という数字が点灯したので、緊張しながら診察室に入る。入るとグリーンの医療用作業着を来た小柄な初老の人が座っていた。白い髭を蓄えてとても温和そうな人で、これがM教授かとちょっと感動する。

入るなり、例の胃や十二指腸といった内臓の絵を描きつつ説明を始めた。「手術のことは前の病院でも聞いていると思うけど、腫瘍ができた場所が悪かった。残念だけど腫瘍だけをとることはできない。こういう感じで十二指腸全部と胃とすい臓を半分くらい切ることになる。生体検査では良性とのことだけど、氷山の一角を調べただけだからね。仮に今手術をしないとしても6ヶ月に1回は内視鏡の検査をしたほうがいい。」

「手術名は膵頭十二指腸切除、って言うんだよ。」

前のK病院では入院期間は1ヶ月と聞いていたので、改めて聞いてみると、
「若いから2週間で退院できるよ。まあ、3週間みてれば十分。仕事も1ヶ月で復帰できるよ。」

膵頭十二指腸切除は消化器外科としては一番難しい部類の手術のはずなのだが、妙に落ち着き、かつ自信に満ちた先生の説明だったので、その場で手術を決意する。

で、早速、手術や検査のスケジュールを組んでもらう。手術は最短で11月第2週とのことで、11月10日の月曜日を仮予約したもらう。検査はCTとMRIを予約。

その日は、当日に空きのあった、心電図、レントゲン、採血の検査を行い帰宅する。次の検査は10月となる。

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