12/6 退院日(術後25日目) [5_術後]
12/6(土) 術後26日目
今日で入院31日となり、ちょうど1か月入院することとなった。いよいよ退院の日だが、感傷に浸って穏やかな1日になるのかな、と思っていたが、どんでもない事態になってしまった。
朝6時起床。もう退院なので、特に検温等はなし。ちなみに血糖値測定も水曜日くらいを最後にフェードアウトするようになくなってしまった。なので、血糖値がどれくらいも不明な状態になってしまった。
すでに病室の長老状態になってしまったので、退院の日のシミュレーションはできている。患者はそそくさと帰路につきたいのだが、だいたい退院処方と請求書に時間がかかり、退院が昼前とかになってしまう。
私の場合は前日に両者を済ませているので、教授回診で教授に挨拶したら、すぐ帰宅となる。回診は朝9時半頃なので、10時に妻に迎えにきてもらうことにした。
8時過ぎ、最後の朝食。8時半過ぎに食事が終わり、お薬飲んで、歯磨きをしようとしていると、看護師から声がかかり、そろそろ教授回診を開始します、とのこと。思ったより早いが、早く終わったほうが、早く帰宅できるのでよい。
体調的には、やはり膵管チューブを入れていたところが腫れている感じで、ゆっくり歩いても内臓に響く。
ちなみに私はナースステーション前の3号室で教授は1号室から順に回診するので、10分ほどで教授が来る。教授が来るなり、開口一番、「事前に話していたより、入院ながくなっちゃったけど、そろそろ退院だよね」と、本日退院はしらない模様。
まずは、傷口チェックで、まだカーゼをあてている、膵管チューブとウィンスロー(2週間ほど前に抜去したが、たまに黄色い体液が漏れる)の後を見る。膵管チューブの抜いた後を、むにゅっと、教授が押すと、傷口から赤い、どろっとした物が出てきた。
「これ、脂肪の塊だから全部出したほうがいいね。で、退院いつなの?」と担当医に聞く。今日退院は知らなかった模様。
最終的に、傷口を切開しなおして、ドロドロを抜く処置をすることになってしまった。回診が終わったらすぐに戻ります、と担当医が一言残し、病室をさってしまう。
10時予定通り、妻が迎えにくるが、まさかの帰れない状態になってしまった。とりあえず、着替えをしても処置があるので、寝巻きのまま、荷造りを手伝ってもらう。
1時間ほど待っても、案の定、お医者さんが来ないのでナースコールをして、状況を聞く。もうそろそろ処置に来ますとのこと。
11時半頃にG先生が最若手の先生と看護師を連れて到着。妻には病室から出てもらい、処置開始。まずは、5本ほど膵管チューブを入れた後に局所麻酔を打つ。かなり深い位置に打つので2、3本目まではかなり痛い。
退院が決まると、気が抜けた状態なので、あまりがんばれず、かなりつらい。
局所麻酔が効いていることを確認して、メスで傷口は2、3cmほどかなり深く切開をして、手をつっこんで、赤いドロドロを抜いていく。アテロームというらしく、細長いひも状の血まみれのものが出てくる。痛くはないが感覚はあるので、かなりつらい。最後に生理食塩水を傷口から入れて、内部を洗浄して終了。
今日から1日2回ほどシャワーで10分ほど傷口を洗い流してください、とのご指示。最後に胸を半分くらい覆うような大きなガーゼとカバーみたいなものでふさいで処置終了。
妻にふたたび病室に来てもらうが、当分動けない状態。時間はお昼前で、もう少し休みたいところだが、妻がお腹すいたから早く家に帰りたい、と言い出すので、結構満身創痍の状態で着替えを始める。
1ヶ月ぶりの私服で、体重が7Kgほど減った割には、お腹周りは変わってないらしく、意外とズボンがきつかった。もう余裕がない状態&看護師もチーム替えで見知らぬ人ばかりになってしまったので、そそくさとエレベータに乗り込む。たまたま、手術直後にいろいろお世話になったヘルパーのTさんにあったので、挨拶をすると、Tさんも感慨深そうだった。
病院前止めてあるタクシーに乗り込み、いよいよ家路へ。1ヶ月ぶりの外はすっかり冬でかなり寒い。
家までは都内を約1時間。道路の段差を越えるたびに傷口に響く。
13時過ぎに家に到着。約1ヶ月ぶりの我が家はやっぱりいい。ちなみに4月にマンションを買ったばかりで家具もほぼ新品で、ピカピカだ。ちなみに住宅ローンもほとんど残っている。
家に着くと、リビングのソファーでしばしくつろぐ。山あり谷ありで、順調な入院生活とはいかなかったが、とりあえず無事、ふたたび家に帰れてよかった!
この日を境に新しい人生の1日目がスタートした。
今日で入院31日となり、ちょうど1か月入院することとなった。いよいよ退院の日だが、感傷に浸って穏やかな1日になるのかな、と思っていたが、どんでもない事態になってしまった。
朝6時起床。もう退院なので、特に検温等はなし。ちなみに血糖値測定も水曜日くらいを最後にフェードアウトするようになくなってしまった。なので、血糖値がどれくらいも不明な状態になってしまった。
すでに病室の長老状態になってしまったので、退院の日のシミュレーションはできている。患者はそそくさと帰路につきたいのだが、だいたい退院処方と請求書に時間がかかり、退院が昼前とかになってしまう。
私の場合は前日に両者を済ませているので、教授回診で教授に挨拶したら、すぐ帰宅となる。回診は朝9時半頃なので、10時に妻に迎えにきてもらうことにした。
8時過ぎ、最後の朝食。8時半過ぎに食事が終わり、お薬飲んで、歯磨きをしようとしていると、看護師から声がかかり、そろそろ教授回診を開始します、とのこと。思ったより早いが、早く終わったほうが、早く帰宅できるのでよい。
体調的には、やはり膵管チューブを入れていたところが腫れている感じで、ゆっくり歩いても内臓に響く。
ちなみに私はナースステーション前の3号室で教授は1号室から順に回診するので、10分ほどで教授が来る。教授が来るなり、開口一番、「事前に話していたより、入院ながくなっちゃったけど、そろそろ退院だよね」と、本日退院はしらない模様。
まずは、傷口チェックで、まだカーゼをあてている、膵管チューブとウィンスロー(2週間ほど前に抜去したが、たまに黄色い体液が漏れる)の後を見る。膵管チューブの抜いた後を、むにゅっと、教授が押すと、傷口から赤い、どろっとした物が出てきた。
「これ、脂肪の塊だから全部出したほうがいいね。で、退院いつなの?」と担当医に聞く。今日退院は知らなかった模様。
最終的に、傷口を切開しなおして、ドロドロを抜く処置をすることになってしまった。回診が終わったらすぐに戻ります、と担当医が一言残し、病室をさってしまう。
10時予定通り、妻が迎えにくるが、まさかの帰れない状態になってしまった。とりあえず、着替えをしても処置があるので、寝巻きのまま、荷造りを手伝ってもらう。
1時間ほど待っても、案の定、お医者さんが来ないのでナースコールをして、状況を聞く。もうそろそろ処置に来ますとのこと。
11時半頃にG先生が最若手の先生と看護師を連れて到着。妻には病室から出てもらい、処置開始。まずは、5本ほど膵管チューブを入れた後に局所麻酔を打つ。かなり深い位置に打つので2、3本目まではかなり痛い。
退院が決まると、気が抜けた状態なので、あまりがんばれず、かなりつらい。
局所麻酔が効いていることを確認して、メスで傷口は2、3cmほどかなり深く切開をして、手をつっこんで、赤いドロドロを抜いていく。アテロームというらしく、細長いひも状の血まみれのものが出てくる。痛くはないが感覚はあるので、かなりつらい。最後に生理食塩水を傷口から入れて、内部を洗浄して終了。
今日から1日2回ほどシャワーで10分ほど傷口を洗い流してください、とのご指示。最後に胸を半分くらい覆うような大きなガーゼとカバーみたいなものでふさいで処置終了。
妻にふたたび病室に来てもらうが、当分動けない状態。時間はお昼前で、もう少し休みたいところだが、妻がお腹すいたから早く家に帰りたい、と言い出すので、結構満身創痍の状態で着替えを始める。
1ヶ月ぶりの私服で、体重が7Kgほど減った割には、お腹周りは変わってないらしく、意外とズボンがきつかった。もう余裕がない状態&看護師もチーム替えで見知らぬ人ばかりになってしまったので、そそくさとエレベータに乗り込む。たまたま、手術直後にいろいろお世話になったヘルパーのTさんにあったので、挨拶をすると、Tさんも感慨深そうだった。
病院前止めてあるタクシーに乗り込み、いよいよ家路へ。1ヶ月ぶりの外はすっかり冬でかなり寒い。
家までは都内を約1時間。道路の段差を越えるたびに傷口に響く。
13時過ぎに家に到着。約1ヶ月ぶりの我が家はやっぱりいい。ちなみに4月にマンションを買ったばかりで家具もほぼ新品で、ピカピカだ。ちなみに住宅ローンもほとんど残っている。
家に着くと、リビングのソファーでしばしくつろぐ。山あり谷ありで、順調な入院生活とはいかなかったが、とりあえず無事、ふたたび家に帰れてよかった!
この日を境に新しい人生の1日目がスタートした。
2015-03-15 11:35
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